40代サラリーマンの投資記録

投資結果を記録に残しています。

稲畑産業 22年度3Q決算短信

 本日稲畑産業の3Q決算短信が発表されました。
これまで株式投資をしてきた中で一番のサプライズ盛りだくさんな内容でしたので記録に残しておきたいと思います。
あまりにすごすぎてPTSで200株追加してしまいました。
明日以降上下するかもしれませんが長期的に見て大きな失敗はしないと確信持てたのでホールドしていく所存です。

決算抜粋。

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3Q累計として売上高は5,049億、営業利益163億、経常利益178億、純利益182億。
対前年四半期増減率で営業利益が+54%, 経常利益が48.6%, 純利益が92.7%。

期末の業績も売上高8.3%、営業利益21.9%, 経常利益23.5%,純利益34.4%上方修正しています。(それぞれ6,500億、195億、210億、215億)

それに伴い22年3月期の期末配当は前年43円→80円。
合計でも前年63円→110円の大幅増配となりました。
(それでも配当性向30.7%)


それ以外にも自己株式取得として3.5百万株、75億円(発行済み株式の5.8%相当)。
またすでに取得済みの2.7百万株を2月半ばに、取得発表した分すべて10月初旬に消却することを発表。
※ちなみに取得するといっている株価前提が2,142円。前日終値が1,766円なので経営陣は適正株価は2,142円前後と考えていることになると思っています。

また21年4月からスタートさせた中期計画も上方修正を示唆しています。
24年3月期の売上高を6,700億円、営業利益165億円、経常利益170億円、純利益を160億円に設定しているのに対してすでに22年3月期上方修正した結果売上高以外上回った結果を出してしまっています。
今日中期計画の上方修正は出さなかったものの株主還元を30~35%だったものを50%に変更することを発表しました。
具体的には累進配当の継続と総還元性向の目安をおおむね50%にするということ。

ただし、政策保有株式の売却益についても内部留保ではなく、株主還元する方針とのこと。
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ちょっと分かりにくいけど3Qの結果をグラフにまとめてみました。
数字だけ見ると別にそこまで大きく環境が変わった、という状況ではなさそうです。
売上は前期と比べてもどこもしっかりと伸ばしてきた、利益率も改善してきたことが見受けられますが冷静に見ると今回の決算自体はSUPERなものではなさそうです。SUPERなのは株主還元を全面に出した方針アップデートでこれは好感が持てます。

よって冒頭で述べた当面の株式保有の方針についてはしっかりと維持してもいいと考えています。